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おすすめのハードロック・ヘビーメタル
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ハードロックの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム
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ハードロックの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム

ハードロックという音楽ジャンルは、ブルースの影響から生まれたロックの発展形であり、大音量でラウドなギターを鳴らすアグレッシブなサウンド……というのが基本的な定義となっております。

とはいえ、ヘビーメタルとの違いもよく分からないという方も多くいらっしゃいますし、聴く人によって解釈の違いが生まれることもあります。

そこで今回の記事では、ハードロックと呼ばれるバンドのアルバムに興味がある、これから聴いてみたいと思われている方に向けて、音楽史に残るハードロックの定番の作品をご紹介。

まずはここから、といったアルバムを多く取り上げておりますので、ぜひチェックしてみてください!

もくじ

ハードロックの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム

Paranoid

Iron ManBlack Sabbath

1968年にイギリスはバーミンガムで産声を上げたブラック・サバスは、いわゆるハードロックのみならず、後のヘビーメタルの開祖とも呼ばれ、1990年代のオルタナティブロックも含めてあらゆるヘビーなロックへ影響を与えたバンドです。

長いキャリアの中でボーカリストの交代などで音楽性の変化もあった彼らですが、今回はその破天荒なキャラクターが世界中で愛されているオジー・オズボーンさんを含めた、オリジナル・メンバーの4人が1970年にリリースした初期の傑作『Paranoid』を紹介します。

バンドにとっては通算2枚目となるアルバムであり、後の代表曲とされる楽曲を多く収録した名盤中の名盤です。

左利きのギタリスト、トニー・アイオミさんによる独創的なリフ、重厚かつおどろおどろしいグルーヴを生み出すギーザー・バトラーさんとビル・ワードさんという鉄壁のリズム隊、そして呪術的かつ圧倒的なカリスマ性を誇るオジーさんのボーカル……決してとっつきやすい音楽ではありませんが、一度ハマったら二度と抜け出せない魅力にあふれた、まさに魔術のような作品です!

KOH-1

Rising

StargazerRainbow

レインボーは、すでに世界的な知名度を誇っていたギタリスト、リッチー・ブラックモアさんが所属していたディープ・パープルを1975年に脱退、かねてより注目していたというアメリカ出身のボーカリストであるロニー・ジェイムス・ディオさんとそのバンド、エルフを実質吸収する形で始まりました。

バンド・メンバーはその後もリッチーさんの意向に合わせて変化していきますが、正式なバンド名を「Blackmore’s Rainbow」としていた時期のセカンド・アルバム『虹を翔る覇者』は、バンドの代表作として高い人気を誇る作品です。

ロック史に残る名ドラマーのコージー・パウエルさんを新たに迎え、俗に「三頭政治」とも評された彼らは、ブルース由来のハードロックに加えてクラシック音楽の要素を大幅に導入し、重厚でダイナミックなサウンドを生み出しました。

とくに後半の『Stargazer』と『A Light in the Black』という8分をこえる長尺な楽曲で魅せる見事なバンド・アンサンブルは、歴史に残る名演と言えましょう。

KOH-1

Rocks

Back in the SaddleAerosmith

あまりにもシンプルなアルバム・タイトルですが、まさに「THIS IS ROCK」と呼べるサウンドなのですから致し方ないですね。

アメリカはマサチューセッツ州ボストン出身の5人組、エアロスミスが1976年にリリースした通算4枚目のアルバムにして、初期の大ヒット作です。

70年代のアメリカン・ハードロックの代表的な存在である彼らは、デビュー当時からイギリス産のハードロックから影響を受けながらも、ブルースやカントリー、そしてファンクといった母国のルーツ・ミュージックを独自に昇華したサウンドを提示。

ボーカリストのスティーヴン・タイラーさん、ギタリストのジョー・ペリーさんという鉄壁のソングライティング・コンビが放つ名曲の数々は、内外から高い評価を得ています。

そんなエアロスミスが世に放った『Rocks』は、圧倒的なテンションから繰り出される怒涛のサウンドが冒頭で述べた通りこれぞロックと呼べる内容であり、濃厚なファンクネスを感じさせるグルーヴも最高にクールですね!

KOH-1

Machine Head

Smoke on the WaterDeep Purple

ロックの歴史に残る名曲『Smoke on the Water』のイントロで飛び込んでくる、あまりにも有名なメインのギター・リフは、ロックを愛するギタリストであれば一度は挑戦したことがあるのではないでしょうか。

1968年にイギリスで結成されたディープ・パープルは、後続のハードロック・バンドに多大なる影響を及ぼした伝説的なバンドです。

素晴らしい名曲や名盤の数々、そして多くの名プレイヤーを輩出した彼らが1972年にリリースした傑作アルバム『Machine Head』を今回は紹介しましょう。

冒頭で述べた『Smoke on the Water』を筆頭に『Highway Star』など、彼らのライブのレパートリーとして欠かせない代表曲が多く収録されている作品です。

ハードなギター・サウンドの中で縦横無尽に鳴り響くハモンド・オルガン、クラシックの素養を感じさせるバンド・アンサンブルはすきのないクオリティを誇っておりますね。

同年に発表された、日本武道館公演を収録した『Made in Japan』もオススメです!

KOH-1

Hysteria

HysteriaDef Leppard

1980年代初頭に巻き起こったニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィメタル、いわゆるNWOBHMと呼ばれるムーブメントの代表的なバンドの1つであり、世界的な商業的成功を収めたデフ・レパード。

1980年のデビュー当時からヒットを飛ばしていた彼らですが、最年少のドラマーであるリック・アレンさんが交通事故で左腕を切断という重大なトラブルが起こってしまいます。

それでもバンドはアレンさんの回復を待ち、右腕と両足だけで演奏できる電子ドラムの開発とリックさん自身の猛練習の成果もあり、再びアレンさんがドラマーとして復帰を果たし、1987年にリリースされたアルバムが、代表作と言える『Hysteria』です。

質の高いサウンド・プロダクションと充実のソングライティング、メンバーが一丸となって制作された楽曲はいずれも名曲ぞろいで最高にポップかつキャッチーな出来栄え。

あまりヘビーすぎる音はちょっと……という方であって聴きやすい名盤ですよ。

KOH-1

Back In Black

Back In BlackAC/DC

1973年のバンド結成以来、シンプルながらもゴキゲンなギターのリフとブルースの香り漂うフレーズ、最高にキャッチーなメロディと派手なシャウトで記録的な成功を収め続けてきた奇跡的な存在、それがオーストラリアが生んだAC/DCです。

バンドの要であったリズム・ギタリストのマルコム・ヤングさんの死を乗りこえて、2020年には新作『POWER UP』をリリースして世界中でヒットを記録、健在ぶりをアピールしましたね。

そんなAC/DCを世界的なバンドへと押し上げたアルバムといえば、やはり1980年にリリースされた『Back In Black』でしょう。

オリジナル・アルバムとしてはあのマイケル・ジャクソンさんの『スリラー』についで、世界で2番目に売れたというこのアルバム、新ボーカリストとしてブライアン・ジョンソンさんを迎えて制作された最初の作品であり、バンドの基本的な魅力がすべて詰まっていると言っても過言ではありません。

小難しいことなどは一切抜き、ハードロックの醍醐味をこれでもかと楽しめる逸品です!

KOH-1

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