【意外と知らないフェス用語】ウォールオブデスとは?
数々のライブ用語を解説してきましたが、これまでのものは文字を見るとなんとなく予想がつくものばかりだったと思います。
今回は「???」すぎる用語、「ウォールオブデス」について解説していこうと思います。
海外でも日本でもハードコアやメタルが好きな方は必見です。
ウォールオブデスとは?
ライブに行ったり、ライブ動画や音楽記事、ツイッターを見ていると「ウォールオブデス」という言葉を見たことがありませんか?
たまに「WOD」と略されていることもあります。
スタジオラグへおこしやすの編集長に言ったときも最初は「え?なにそれ?」と混乱していました。
バンドマンが多いスタジオラグのほかのスタッフに聞いてみても、意外と知らない方が多いです。
「ウォールオブデス」を直訳すると「死の壁」です。
怖すぎますよね……。
しかし、この名の通りのパフォーマンスなのです。
興奮したファンがライブ中に、客席の中央で縦半分に分かれます。
そして、曲の合図とともに一斉にぶつかり合う、いわばモッシュピットの壁版です。
戦国時代の戦のようなイメージで、モッシュの中でも最上級に危険な行為です。
ウォールオブデスの歴史
ウォールオブデスはニューヨーク出身のハードコアバンドSick Of It Allのライブが起源とのこと。
ウォール・オブ・デスは、ライヴコンサートの観客が、大昔の合戦の如く左右に分かれ、曲が始まった瞬間に全員が体ごと突撃する最も危険なモッシュ[1][リンク切れ]。映画『ブレイブハート』に影響を受けたとされるこのモッシュは最も危険なものとされており、過去に死者が出たこともある。
ハードコア・バンドのシック・オブ・イット・オールが始祖とされている。その後オズフェストでキマイラやラム・オブ・ゴッドが行ったことでこのモッシュは広まった。
引用:Wikipedia
海外では1990年前後から始まり、2000年代から広く一般化したようです。
日本ではCrossfaithやSIM、BABYMETALのライブでウォールオブデスを目にする機会が多いかと思います。
これらの顔ぶれを見ると、日本で一般化したのは2010年前後のようですね。
ウォールオブデスがおこなわれやすい楽曲一覧
ウォールオブデスは、ハードコアやメタルなどのジャンルのライブでおこなわれることが多く、アーティストが扇動することで起きることも多いです。
ウォールオブデスは危険!
文字通り「死の壁」と言うくらいなので当然危険です。
過去には、本当に死傷者が出てしまうライブもあったようです。
ツーステやスカダンならまだしも、モッシュピットやウォールオブデスは巻き込まれてしまうとそのまま飲み込まれます。
知らないと本当に危険です。
こういったライブに慣れていない方は会場に謎の円ができたり、左右に分かれ始めたら即座に退散することをおすすめします。
岡崎体育さんの発想は安全で良いですね(笑)。
https://twitter.com/tamakoro00/status/903808998951944193
最後に
ウォールオブデスについての謎は解消されたでしょうか。
ウォールオブデスは本当に危ないです。
楽しく、一体感を感じられるものですがケガにだけは十分気をつけてライブを楽しんでいただきたいです!
ライタープロフィール
フェス大好き女子
今江瑞希
中学時代に親友に聞かされたBUMP OF CHICKENにハマりまくり音楽に目覚める。
高校時代の先輩にメロコアの世界へと導かれまんまと心酔。
当時付き合っていた彼氏の影響をモロに受け当時から現在まで10-FEETの大ファンに。
毎日ウィッグとにらめっこした美容師時代を卒業し現在はスタジオ、ライブハウス、ブライダル音響のスタッフとなり毎日新しいバンドを探し漁る毎日。
年中フェスとライブに出回っているのにもかかわらずツーステができないポンコツキッズです。